弾いてみたい男 Chapter.1

まず始めに前回の反省

あまりにも記事が長すぎる
さすがにしんどい
読む側もしんどいかもしれんが書く側も相当しんどい
あんなのを一回の目安にしてたらあっちゅう間にネタ切れになってまうわ
元々あんなに長くする気はなかった
3分アニメ感覚のつもりだった
気付いたらタイタニック並の長編作品になってた
タイタニックの上映時間は3時間15分
3分アニメに換算すると65話分
つまり前回の記事は元々65分の1程度の分量になる予定だったのだ


というわけで分割方式を取ることに
今回の記事からは、俺が楽譜を引っ張り出してから曲を録音し終わるまでの流れを、何度か回数を分けてドキュメンタリー的な形式で記録に残していきたい

課題曲は 「living in the one」
どこぞの台湾人が作った曲で、どこぞの台湾製音ゲーに収録されている曲
TAIWAN NO.1
過去に何度か挑戦したが、いずれも楽譜の意味が分からないという理由で挫折している
今度こそは成功させたいところだが、この挑戦を始めた経緯として、元々練習していた曲があり、それに飽きたので別の曲に着手し、そっちも難しかったので断念した末に現在に至っている
何が言いたいかというと、俺の性格上この挑戦が途中で頓挫することも大いに考えられてしまうということ
しかもただでさえ挫折した過去のある曲
果たして年単位で立ちはだかる壁を乗り越えることができるのか……!


というわけで 2019.10.19 挑戦開始
使用する楽譜だが、有志が作成しYouTubeに投稿してくれたものを使用する
というかこれ以外知らない

www.youtube.com


動画もあるので最悪どうしても分からない時は動画で音とリズムを確認する
昔はそれでも分からなかった、というか確認しなきゃいけない部分が多過ぎて心が折れたような記憶がある
今回は地道に頑張っていきたい
意を決して楽譜を広げ、ピアノの前に座る
最初に言っておくと、俺には両手のパートを同時に覚えられるほどの素養は無い
まずは耳にも残っているであろう右手の主旋律パートから覚えていく
ちなみに過去のトライでは右手の譜面を解読する段階で挫折している
想像を絶する低速加減で楽譜を解読しながら1つずつ弾いていく
結果、半分まで弾いたところで集中力が切れる
後に録音時間を確認したら43分かかってた
約3分の曲を半分弾くのに43分つまり30分の1の速度ということになる
うん別にいつも通りって感じ1回目は大体こんな感じだよね
むしろまったく分からないで即終了になってない分、見通しは良いと言える
まずは右手を完全に覚えて、間違えずに通しで弾けるようになることを最初の目標にしていく

1回目の録音を残しておく

ラグビーを応援する親の声が入っていたので、部分的にカットしたものだが

どうにか頑張ってここから成長していく様を見せていきたいものだ

soundcloud.com

 

楽譜の内容にも触れておく
まずこの楽譜、初っぱなから難解というか、落とし穴のような部分がある
楽譜の始まりは音部記号(五線譜のどの線がどの音になるか決める記号)があり、その隣に調合がある
調合があればその線の音を、調合に合わせて半音高くしたり低くしたりするわけだ(実際はその音に加えて別のオクターブ、つまり高いドも低いドも調合に合わせる)

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上の1枚目の画像ではド、ファ、ソの音を半音高くして弾くことになる

 

 

さて、この曲の開幕はこんな感じになっている

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見た感じ、この配置ならファ、ソ、シ、ドの音を半音低くして弾けば良いように思える
しかしそれが落とし穴
実は音部記号と調合の隣にさらに音部記号があり(画像赤丸)、実は調合もこちらに対応しているのだ!

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ラ、シ、レ、ミを半音低くするのが正しい

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細かいことは省くが、要するにト音記号ヘ音記号ではオタマジャクシが意味する音がまったく違ってしまう

なのでこんな意味不明なこともまかり通ってしまう。

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いやいや^^;

だったら何のためにト音記号最初に書いてあるの?

で、なんで調合はト音記号じゃなくてその先のヘ音記号に対応してるの?

明らかにややこしすぎでしょ

だって普通の楽譜だったら調合は最初に書かれた音部記号に対応してるからね

だったら最初からヘ音記号書くか、調合をヘ音記号の後に書けや

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ちなみに二行目からはこんな感じ

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調号と音部記号はしっかり合っている
しかしト音記号に則って演奏する部分は一行目から始まっており、そこも二行目からの調合に従って弾かなければならない

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いやいやいやいや^^;;;;;;;;

だったら一行目からト音記号の調合も書いとけや・・・・・・

それに従って演奏しなきゃいけないんだからよお

このややこしさが楽譜の投稿者によるものだったらまだ許容できる

別に仕事でやってるわけじゃないからね

しかしこれが正しい記譜法によって生まれたややこしさなのだとしたら、もはや記譜法そのものに問題があるとしか思えない

ここまでの文章が理解できないという者がいても安心してくれ

過去に挫折した時の俺も同じ感じだっただから

理解できなくても俺が伝えたいことはちゃんと伝わってる

むしろ理解できた者よりも鮮明に俺の苦悩を追体験してくれていると言ってもいい

録音の中でも、初見ではないにも関わらず最初の音で悩む俺の様子が伺えると思う

ゆったりとした曲調で弾きやすいと思わせてこの難解さ

恐るべき初心者キラー

果たしてこの悪魔を打ち倒すことはできるのか

 

続報を待て!