弾いてみたい男 Chapter.2 ~壁~
シリーズ、ドキュメンタリー オブ 弾いてみた
前回のあらすじ
開幕の謎解きゲームにキレ散らかしながら、 右手部分だけを40分かけて半分まで弾いたよ
さて、2日目
とりあえず復習も兼ねて、もう一度右手だけで最初から
今度は最後まで弾けた
読み間違っている部分もあるかもしれないが、 一先ず絶望的に理解不能な箇所は無しということでよさそうだ
時間を空けてもう一度右手の最初から最後まで
さらにもう一度
最後にもう一押し
最終的に18分で通せるようになった
楽譜の解読が済んでいるので飛躍的に縮んでいる
もっともっと縮めて、 最終的には一度も躓かずに弾けるようになりたい
2日目の最後はミスを減らす狙いで、 1小節ずつ間違えずに弾いていくという練習をした
正確には1小節と次の1音
つまり赤の範囲を一度もミス無く弾けたら、次は青、 それを最初から最後まで弾いていく
最初から全部覚えようとしても無理なので、 極限まで最小単位に区切って練習しようという魂胆
なぜ次の1音まで入れているのかというと、 そうじゃないと小節と小節の繋ぎ目の部分だけ練習できないから
簡単なことだけど、 その事実の重大さに気付くまでにそこそこ時間がかかった
この練習法の良いところは、1小節ずつが終わったら次は2、 その次は3といった具合に伸ばしていけるという点
これを続けていけばいずれは通しで弾けるようになるだろうという 寸法
そのやり方で2日目は1小節ずつ
3日目は2小節と3小節
4日目は4小節と、ミス無く弾ける範囲を拡大させていった
5日目はさらに練習にもう一工夫加える
5小節ずつミス無しで弾くのは同じだが、 曲の始めからではなく終わりから弾いていく
何が違うのかというと、
ただしその行程はミスをしても良いとする
つまり終わりから始まりに向かっていくに連れて練習する範囲が増 える
そして毎回始めの5小節はミス無しで弾けるまでやり直す、 ということ
これによってミスを減らしつつ、 反復練習によって譜面を記憶していこうという狙いである
5小節ミス無し、という縛りに加えて、 終盤に重点を置いた徹底的な反復練習
曲は全体で48小節、5小節ずつから伸ばしていくので5+6+ 7......+48で合計1166小節弾くことになる
さすがに1日では終わらず、6日目もこれをやった
その練習とは別に5日目に通しで弾いた録音も掲載しておく
所要時間は5分39秒
だいぶ原曲の長さに追いついてきた
この調子で頑張っていきたい
以上、練習報告
ここからは譜面の個人的な難所を紹介したい
この曲は基本的にスローテンポで構成されているが、 唐突に高速で指を動かさなければならない箇所が出現してくる
それがこちら
実際に弾くとこうなる
※動画1:05~あたり
このちっさい粒共がマジでうざい
薬指→小指→薬指→中指
の順に高速で弾かなければならないのだが、 とても指が追い付かない
無理に弾こうとすると、指が一緒に動いてしまう
普段生活していてこんな風に指を動かす機会などほとんど無い
ゲームでは基本的に人差し指と親指しか使わない
あるとすればタイピングくらいだろうか
録音の中でも、苦しむ様がしっかりと記録されている(2: 05あたりなど)
この配置は合計5回出てくるのだが、 わりと終盤に集中しているので、余計タチが悪い
挙げ句の果てにはこんなものまで
薬指→小指→薬指→中指+人差し指
最後の中指が人差し指との同時押しになってやがる
よくもまあこんな悪魔的な配置が思いつくものだ
何がめんどくさいって白い鍵盤と黒い鍵盤では高さが違う( 黒の方が位置が高い)
なので同時に押そうと思っても先に人差し指の黒鍵の方が先に鳴っ たりする
こちらも録音で苦しむ様子が確認できる(4:50あたり)
他にも 中指 → 薬指 → 中指 → 中指 というものもあったりする
この速度で同じ指を2連打
鬼畜の所業という他ない
動画は1:35あたり
そして録音は3:04あたり
本当に同じ譜面なのかってくらい、まったく再現できてない
恐ろしいのは、 ここまでやってまだ右手の練習でしかないということ
右手が終わっても左手、そして両手
まだまだゴールは遠い
果たして長年の目標を達成することはできるのか
続報を待て